京橋茶の間

■Weラブ京橋茶の間とは
核家族化や地域の繋がりが薄れてきている中、地域交流が出来るスペースを作ろとスタートしたのが「Weラブ京橋茶の間」です。
京橋茶の間は空家を活用した地域交流スペース。空家をDIYイベントで楽しみながら活用出来るスペースに仕上げていきました。こども達が集まって勉強したり、遊んだり、大人が集まっておしゃべりやランチ会など気軽な地域交流が出来るスペースです。

■Weラブ京橋茶の間スペース
第1弾として当社団の協賛企業でもある浪速商事株式会社様より建て替え予定のマンションの一室を使用貸借契約でお借りしました。
2018年4月より地元のリフォーム企業チエノマ株式会社様の材料提供とリフォーム指導によるDIYワークショップイベントが開始されました。

当初写真 当初写真
DIYワークショップ前の状態1
DIYワークショップ前の状態2
完成後 完成後
完成後 完成後
チエノマ株式会社様作成 完成後のイメージパース


 

■オープンガバナンスと今後の展開

オープンガバナンス
オープンガバナンス概要
オープンガバナンス
オープンガバナンス入選 東京大学での掲示

Weラブ京橋茶の間は行政課題を解決することを目的としたオープンガバナンスからスタートした企画となります。近年、大きく問題視されている空き家を再生活用し、安心・安全なまちづくり、地域コミュニティの場として活用し地域活性化、空き家所有者の問題解決を図ります。
まず、行政が現在運用を行っている空き家バンクに加え、町内会、商店街組合、地域団体、インフラ企業等からの情報提供により、街の空き家を調査し、その情報を集めます。
次に、行政は空き家所有者に対して空き家を活用することについての提案を行います。
行政は、空き家活用について賛同し、それを依頼する所有者と不動産専門家を引き合わせます。所有者は不動産専門家のアドバイスを参考に空き家の活用方法を選択します。活用方法には主に、売却、改装、解体、地域活用の4通りの方法があります。
売却、改装、解体を選択した場合は、引き続き不動産専門家によるコンサルティングを受け、空き家を適切に再生させたり、処分したりします。
地域活用を選択した場合は、不動産専門家は行政にフィードバックします。行政は空き家情報をリスト化し、町内会、商店街組合、地域団体等の管理者候補に対しその場所を提示し、所有者と地域団体等との引き合わせを行います。
条件等を勘案し、空き家所有者と管理者の双方に合意があれば、不動産専門家の協力を得て、使用貸借契約(賃貸借契約)を結び、管理者の運営により地域コミュニティの場として当該空き家を活用していきます。
管理者は、地域のリフォーム会社や退職されたリフォーム職人の方を対象とし、空き家リフォームの指導者を募集します。その指導者の協力を得て、当該空き家のリフォームをDIY体験イベント化し、参加者からのイベント参加料で、材料費や初期費用をまかないます。
リフォーム後の空き家は地域コミュニティの場として活用します。放課後の子どもたちの居場所であったり、地域の人々と食事等を楽しめる場であったり、経験豊富な高齢者の方々から知識を学べる場であったり、全ての世代の人々が活用でき、人と人との結びつきを強くし、地域をよりよく、活性化できる場であることを目標に活用していきます。地域コミュニティの場としての活用は基本的に管理者にまかせますが、初めてでどのように実行に移していけばよいかわからなかったり、困ったりした場合は、ノウハウと実績を持った管理者がアドバイスを行います。管理者は、当該物件が一定の通行量のある場所であれば物件入口付近に自動販売機を設置し、その収入で維持費の支払いをすることが可能になります。自動販売機設置に向かない立地であれば、スペース内に募金箱を設置し寄付を募ったり、企業協賛を募ったりして維持費の支払いをします。
このアイデアを実行することにより、行政は少ない費用で空き家問題を解決に導くことができ、安心・安全なまちづくりができます。空き家所有者は放置していた空き家を再生、活用することができます。管理者は地域コミュニティの場を作り、地域の活性化に寄与できます。地域が活性化するということは、ひいては地域の人々の仕事や生活の豊かさにもつながります。
Weラブ京橋茶の間をモデルケースとし、各地域の空家問題の解決のきっかけにしていきたいと考えています。

■メディア掲載